バンコクに住むようになって、最初に心惹かれたのが活気ある路地裏の風景。築100年近くのショップハウスがいまだ現役で使われているところも多く、素敵な路地を見つけると夢中でカメラのシャッターを切っています。
インスタで「バンコクおさんぽマガジン」なるマイクロコンテンツを趣味で作っているほど、散歩好きの私。最近ヒットだったのがMRTワットマンコン駅からすぐのチャルンチャイ(Charoen Chai)と呼ばれるエリアです。
この辺りです。今回は、散歩の途中で見つけた気になるスポットを紹介していきます!
Trok Charoen Chai 2 中国伝統の”折り紙”で作られたお供物の問屋街
ジャルンクルン通り(Charoen Krung Rd.)とプラープラーチャイ通り(Phlap Phlachai Rd.)の間に囲まれたエリアなのですが、チャイナタウンの中でも最も古い商業地区のひとつ。
このエリアは5つの主要な中国寺院が集まっているため、寺院の参拝に必要なお供物を扱うお店が集まる商業地区として発展してきました。中でも”折り紙”細工のお供物や冥銭で有名です。
中国の伝統で、亡くなった人が来世で不自由なく暮らせるようにとお金や車、衣服などを紙で見立てたものを燃やしてお祈りをするそうです。そのため、紙でできた靴やシャツ、スマホなどいろいろなアイテムが売られていました!
Baan Kao Lao Reung チャルンチャイ博物館
時代の変化や地上げの脅威によって、100年以上の伝統を持つこのコミュニティもかなり存続が難しくなっているそう。そこで現在はこの歴史地区を保護するため、チャンホット・パンティップ財団が管轄しています。
2011年にオープンしたのが、地域の博物館「Baan Kao Reung」。この小さな階段を上がった二階に展示エリアがあります。
この建物は、かつてはチャイニーズオペラの一座が暮らす家だったそうで、衣装も展示されています。圧巻なのは、たくさんの折り紙工芸!ランタンやバスケット、数々の中国飾りを見ることができます。
Baan Kao Reung
32 Soi Charoen Krung 23 (Chareon Chai Alley, Phlap Phla Chai Rd, Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
営業時間:9:00〜16:00
Pang Mangkon オープンエアの小さなカフェ
昔なつかしい雰囲気が漂うチャルンチャイの路地。その入口には屋台スタイルで営業しているオープンエアのカフェ「Pang Mangkon」があります。
将来、リタイアしたら家のガレージでゆるいカフェをやりたいと思っているので、まさに理想のスタイルのカフェを発見しテンションが上がりました!!
タイティーやタイコーヒー、ソーダなどのドリンクのほか、炭火焼トーストも人気があるそうです。
日本の牡蠣小屋のような感じで、ビールケースに板を乗っけただけの簡素なテーブルと椅子ですが、周囲の雰囲気とマッチしてとてもおしゃれに見えます。
タイコーヒー(40B)をいただきました。底にたまった練乳を混ぜながら飲みますが、ベトナムコーヒーのような感じで美味しかったです。中国茶も付いていて、素敵なサービス。
Pang Mangkon
534 Phlap Phla Chai Rd, Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
営業時間:11:00〜22:00
Tai Hong Kong Shrine
プラープラーチャイ通り(Phlap Phlachai Rd.)を北上していくと、多くの中国系の方で賑わう寺院「Tai Hong Kong Shrine」がありました。黄色のランタンがずらりと並んで圧巻です!
向かいにある「華僑報徳善堂」の寺院だそうで、華僑系の方が多いのかな? 熱心にお参りをする方が後を絶ちませんでした。
ランタンの門をくぐり中に入ると、シャンデリアや螺鈿細工で飾られた絢爛豪華な本堂がお目見え。中国寺院の参拝方法が全くわからないので、正式なお参りはできませんでしたが、また詳しい人と一緒に来てみたいなあ。
Tai Hong Kong Shrine
326 Phlap Phla Chai Rd, Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
バンコクのチャイナタウンは、ヤワラートやカフェの多いソイナナ周辺に行くことが多かったのですが、このチャルンチャイ地区は歴史を感じる建物も多く、おさんぽにとてもおすすめです! 街歩きが好きな方は、ぜひこちらのおさんぽコースも参考にしてみてくださいね。
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