2020年の秋は多くのホテルの開業が相次ぐバンコク。本格的な観光復興の見通しは立たないながらも、どのホテルも魅力的なステイケーションやプロモーションプランで人々の目を惹きつけています。
今回ご紹介する「ASAI Bangkok Chinatown(アサイ バンコク チャイナタウン)」も、9月にオープンしたばかりのホテルです。「ASAI(アサイ)HOTELS」は、デュシットがミレニアル世代をメインターゲットに作った新しいライフスタイルホテルブランドで、今後バンコクのサトーンにもう1軒、ミャンマー、フィリピンにも開業を予定しています。
MRTワットマンコン駅すぐの立地で、どこに行くにも快適なアクセス。夜はおしゃれなバーが集まるSoi Nana(ソイナナ)にも歩いて行けるということで、今後欧米人や若い旅行者を中心に人気が高まりそうなホテルです。
今回は、レストラン「JAM JAM Eatery & Bar」でランチをしてきたので、宿泊客でなくても利用できるパブリックスペースを中心にご紹介していきます!
ASAI Bangkok Chinatown
531 Charoen Krung Rd, Khwaeng Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
営業時間:6:30〜26:00(レストラン)
https://www.asaihotels.com/locations/bangkok-chinatown
Architecture
「ASAI Bangkok Chinatown」は、ショッピングモール「I’m Chinatown」に隣接しています。モールの脇道にホテルへの入口があり、専用エレベーターで4階まで上がります。ロビーのデザインも、中国とレトロフューチャーのミックスといった雰囲気で可愛いです。
客室は全224室。タイと中国の要素を取り入れたコンパクトなデザインです。その分共用スペースに重点が置かれていて、仕事にも集中できるワークスペースやテラス、おしゃれなレストラン&バーなどが充実しています。
中国の伝統建築である四合院を参考にしたであろうデザインで、自然光がたっぷりと差し込むテラスには、オーガニックガーデンまであります。
ここ最近のライフスタイルホテルの世界的なトレンドと同様に、この「ASAI Bangkok Chinatown」でもローカルのコミュニティやカルチャーと接続する企画が積極的に行われています。赤いチュールでゆるやかにゾーン分けされていて、ここでローカルのクリエイターを招いたワークショップも行っています。
これは、ワークスペースの目隠しになっているアートなのですが、バンコクのデザインスタジオ「ease studio」がランタンの房からインスパイアされて作ったものだそう。アイデアとモダンな落とし込みがとても素敵です。
JAM JAM Eatery & Bar
そして、ホテル併設のダイニング「JAM JAM Eatery & Bar」も見逃せません! 店名の”ジャム”とは音楽用語のジャムセッションのように、地元の人気シェフがコラボレーションしていくという意味を込めているそう。
Cacao Braised Pork Belly 280B
タイ産クラフトチョコレートの「Kad Kokoa」とコラボしたメニューもあります。ローカルに人気の豚の角煮(ムーパロー)をアレンジして、Kad Kokoaの58%ダークチョコレートで煮込んでいます。チョコレートソースの肉料理はありますが、豚肉とも意外にマッチするんだなと驚きでした。
席数もたっぷりあって、モダンチャイニーズなインテリアがおしゃれ。おひとりさまランチでも、友達とワイワイ飲むのでも使いやすいダイニングです。毎朝10時30分まで朝食限定のメニューもあるので、今度はチャイナタウン散策の前に朝ごはんを食べに来るのもいいなぁと思っています。
在住者にもカジュアルに使いやすいデザインホテルなので、今後もイベントをチェックして、ちょくちょく遊びに行きたいなと思っています。気になった方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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