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人気フレンチ「WORKSHOP」の1,000Bテイスティングコースが復活!

以前このブログでも紹介したことのある、サトーンのイェンナカート通りにあるフレンチレストラン「WORKSHOP」。

バンコクのおしゃれフレンチレストラン「WORKSHOP」のコースディナー

1,000バーツで4品の本格テイスティングメニューが楽しめる素敵なお店なのですが、先日新しいテイスティングコースがスタートしたと聞き、早速トライしてきました。

テラスもリノベーションされて、リゾート感がアップしています。開放感たっぷりですが、きちんと屋根があるので急な雨でも安心。私は今回テラス席で食事してきましたが、今の季節は夕暮れから涼しいのでとても快適です。

WORKSHOP
15/1 Yen Akat Rd, Chong Nonsi, Yan Nawa, Bangkok 10120
営業時間:月〜金 17:00〜23:00、土日 11:00〜15:00、17:00〜23:00
062 519 0055
https://workshop.co.th/

4-course tasting menu 1,000 THB++ (+600 THB Wine Pairing)

今回のテイスティングメニューは、さらに一皿一皿の個性がパワーアップ。フランス、タイ、アジア…と食を通じて世界各地の料理に思いを馳せることができる素敵なコースに仕上がっています。

POTATO ESPUMA
/ Bottega Extra Dry, Prosecco, Veneto, Italy, NV

一皿目のポテトエスプーマはフランスの伝統的な付け合わせ料理「アンナポテト」とクリーミーな「ポテトエスプーマ」のコンビネーション。アンナポテトは薄切りにしたジャガイモを重ねて焼いたものですが、「WORKSHOP」のものは驚くほど繊細なレイヤーになっています。

ジャガイモの甘さとエスプーマのまろやかな舌触りに、マスタードリーフがアクセントを効かせています。さらに、トッピングでシェフの出身地であるフランス・カオールの名産トリュフ(+280B)やキャビア(+420B)を選ぶこともできます。

PRAWN COCKTAIL
/Domaine Ott, By.Ott, Cotes de Provence, France / 2018

二皿目はシュリンプカクテルです。海老の頭から取った出汁を合わせたアメリケーヌ風マヨネーズとアボカドが添えられています。美しいプレゼンテーションと食感の妙に驚かされます。

ペアリングの「バイ・オット・ロゼ」がとてもよく合いました。美しいピンク色から連想される通りのピーチやマンゴーの風味を感じるクリアでフルーティなロゼで、エビやアボカドの甘みを引き立てています。

SLOW-COOKED CHICKEN BREAST
/La Chapelle de Saint Dominique, Languedoc, France / 2014

メインは肉・魚のどちらかをチョイスします。肉料理はしっとり鶏胸肉のローストで、付け合わせはごぼうと複数の根菜、ヘーゼルナッツをブラウンソースで仕上げています。鶏肉と根菜といえば、煮物を思い浮かべてしまいますが、こちらの料理は根菜のキリッとした苦味や土の香りがお肉の旨味と調和して、とても洗練された一品になっています。

こちらも土や森の豊かな自然を感じるワインペアリングがとても好みでした!

PAN-SEARED BLACK GROUPER
/Maison Verget, Terres de Pierres, Chablis, Burgundy, France / 2018

魚料理は高級魚とされているプラーガオ(クロハタ)のローストです。こちらも、お肉と基本的には付け合わせ、ソースは同じなのですが、今回は少し根菜の内容を変えていただきました。

プラーガオは初めて食べたのですが、しっかりした肉質の身と淡白なのに旨味のあるお魚で、とても美味しかったです。

辛口でフレッシュな柑橘香の白ワインが脂の乗ったお魚にピッタリで、付け合わせの人参との相性も抜群。個人的にはこのペアリングが一番好きでした。

ROASTED PINEAPPLE
/Domaine des Bernardins, Muscat de Beaumes-de-Venise, Rhone, France / 2017

デザートはぐっとタイの現在を感じられる一品に。もともと「WORKSHOP」のメニューはローカルの良質な食材をふんだんに取り入れているのですが、ここまでトロピカルなテイストのデザートはなかったので新鮮です。

プーレー種という小ぶりで甘味の強いタイ北部のパイナップルを使用しています。ラムのアイスクリームとクルミの食感で大人のデザートに仕上がっています。

コロナ禍でのオープンから2年が経ち、外食産業が苦境にあえぐ中、「SINCERE DINING(誠実なレストラン)」というコンセプトで着実にファンを増やしてきたシェフ・クレモン氏の「WORKSHOP」。

気になった方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

About Author

東京で20年間、女性誌やWEBメディアの編集者をしていました。2019年7月よりタイ・バンコクに移住。ゆるゆるとブロガー/ビデオグラファー修行中。

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