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【2020年スケジュール】チュラロンコン大学のタイ語講座「インテンシブタイ」受講レポ

タイに来て4ヶ月が経過しました。ちょっと本腰を入れてタイ語の勉強をしたいと思い、10月末からチュラロンコン大学の外国人向け語学コース「Intensive Thai Programに通っています。

チュラロンコン大学は「タイの東大」とも言われる名門大学で、現国王ラーマ10世の妹シリントーン王女も卒業生の一人で、王室との縁も深い大学です。

これから渡タイの予定がありタイ語を学ぼうと思っている人や、既にタイに住んでいるけれどタイ語を学び直したい、他の学校も気になるという方に向けて、現役受講生の視点から「Intensive Thai Program」の特徴や授業の雰囲気、タイ語力がどのくらい向上したかなどについてレポートします!

チュラロンコン大学のインテンシブタイプログラム(Intensive Thai Program)が向いている人

私は10月末からこのインテンシブタイコースの一番初級のクラス(TH1)に通い始めて、1ヶ月が経ちました。授業はとてもスピードが速くてなかなか大変ですが、1ヶ月前と比べて遥かに自分の話せるタイ語のセンテンスが長くなってきました。

日本人だけでなく、アジア圏(中国、香港、台湾、韓国)、ヨーロッパからも受講生が集まるため、授業は全て英語で進行します。単語の語源や文法事項の解説も英語で行われるので授業の途中でわからない英語を調べたりする時間がありません。流暢に話す必要はないですが、リスニングはある程度できないとしんどく感じるかもしれません。

実際に授業を受けてみて、自分が思う、チュラロンコン大学のインテンシブタイコースが向いている人はこのような条件の方かなと思います。

  • 一定期間(約1ヶ月半が1ターム)は、毎日3時間チュラロンコン大学(BTSサイアム駅)に通う時間の取れる人
  • 英語がある程度以上できる人(TOEIC650点〜くらいが目安)
  • アカデミックな雰囲気で勉強したい人
  • 文法などの勉強が嫌いでない人

どれかが当てはまる人というよりは、この条件は必須かもしれません。特に1日に進むスピードが速く、休むと特に補講などもないため、かなりその後付いていくのが厳しいと思います。

使用テキストについて

かなり使い込み感が出てしまっていますが、授業で使うのは文法事項がまとまっている黒のテキストブック(約300P)と、ピンクの問題集(約150P)、そしてチュラのノートブックです。

TH1のクラスはタイ文字ではなく、ローマ字と発音記号でタイ語の基礎を学びます。テキストにはタイ文字も併記されています。このテキストが…イラストなども一切なくとてもそっけないんです(涙)。各単元の最初に新出単語の紹介があり、Grammer、Conversationのセクションで構成されています。

Grammerの解説もとても簡潔で、基本的にはたくさんの例文が紹介されているだけです。細かいニュアンスや用法の説明は先生が口頭で補足していきます。

授業の雰囲気や進行スピードは?

平日月曜日から金曜日まで、授業は毎日同じ教室で3時間のグループレッスンです。私のいるクラスは全員で15名ほどで、中華系の人が多かったです。年齢層もバラバラですが、20代前半の若い留学生や、30代、40代の仕事でタイに来ている人などいろんな人がいます。

先生は4名のタイ人講師で、キャラの濃い先生が多いです。授業が進むにつれて、英語とタイ語が混ざった解説になってくるのでなかなか頭が混乱しますが、教え方が上手で陽気な先生が多いので楽しいです。

テキストが6日分終わるごとに小テスト(リスニング+発音+先生との1on1インタビュー)があり、最終日が最終試験(単語&文法)というスケジュールです。上のクラスに進級するためには、下記の条件が必要になります。

  • 授業の出席率80%以上。
    8時間〜10時間のアクティビティへの参加。
  • 小テスト(50%)+最終試験(50%)の合計で60%以上の正答率

これに加えて毎日宿題も出るので、大変です!でも、授業で何度も色々な単語を使って簡単な例文を作る演習があるため、自然とボキャブラリーや文法表現が身につきます。TH1をしっかり学べば日常生活には困らなくなるはずです!

個人的には、毎日学校に通うのが楽しく、無駄な雑談がなくほどほどに厳しい授業スタイルがとても気に入っています。受講生も真面目に学びたいという人ばかりなので、人間関係がサッパリとしているのも良いです。

ちょっとチュラのコース面白そうかも、受けてみたい!と思った方は、下の2020年のコーススケジュールや申し込み方法もご覧ください!

チュラロンコン大学のインテンシブタイプログラム(Intensive Thai Program)各コースと学習範囲

チュラロンコン大学のインテンシブタイプログラムは、初級(TH1〜3)・中級(TH4〜6)・上級(TH7〜9)の計9コース。授業は月曜から金曜まで毎日9:00〜12:00、13:00〜16:00の午前(初級)と午後(中級・上級)のクラスに分かれて行われています。

  • TH1…日常会話でのコミュニケーション
  • TH2…タイ語の読み書きの基礎
  • TH3…様々な構造文、表現、単語を使ってあらゆるトピックの対応力をつける
  • TH4…複雑な文法を使って自分の意見を述べる方法やプレゼンテーションの技術を練習する
  • TH5…複雑なトピックのスピーキングとライティング
  • TH6…ニュースを理解し、意見を述べる
  • TH7…ニュース以外の書物やメディアを通じてタイ語を学ぶ
  • TH8…タイ社会について議論する能力を身につける
  • TH9…タイ文化に関連したトピックをレポートにまとめたりプレゼンテーションする能力を身につける

授業料は各コース一律28,000B。100時間のレッスンで、テキストとアクティビティ、学生証の発行と図書館や学内施設の利用権が含まれています。

チュラロンコン大学のインテンシブタイプログラム(Intensive Thai Program)2020年のスケジュール

  • 1/3(金)〜2/14(金)申し込み〆切 2019/12/3
  • 2/28(金)〜4/10(金)申し込み〆切 2020/1/28
  • 5/1(金)〜6/17(水)申し込み〆切 2020/4/1
  • 6/30(火)〜8/14(金)申し込み〆切 2020/6/1
  • 9/1(火)〜10/12(火)申し込み〆切 2020/8/3
  • 11/2(月)〜12/15(火)申し込み〆切 2020/10/2

チュラロンコン大学の公式サイトには、なぜか2020年のスケジュールが更新されていないのですが、来年も開催されます!学生課で予定表をゲットしてきたので授業スケジュールと申込の〆切日を上記にまとめました。

必要書類を揃える

パスポートのコピー、パスポートサイズの写真を準備します。

受講料の支払い

銀行振込、またはクレジットカードで受講料を支払います。銀行口座の場合はチュラロンコン大学のサイトで指定口座の情報を確認し、振込記録の電子コピーを手元に残しておきます。

オンラインフォームから申し込み

チュラロンコン大学のサイトから希望の受講日程を選び、申し込みをします。Googleフォームに、個人情報の入力フォームと、受講料の振込記録やパスポートのコピー、パスポートの画像を添付して申し込み完了です。
ctfl@chula.ac.thへメールにて同じ内容を送付してもOKです。

体験レッスンなどはないので、ちょっと不安感もあるかもしれないですが、授業内容は本当に素晴らしいです!短期集中でしっかりタイ語の基礎を身に付けたい人には本当におすすめできる学校だと思います。私ももうしばらく通う予定ですので、一緒にタイ語を頑張ってみませんか?

About Author

東京で20年間、女性誌やWEBメディアの編集者をしていました。2019年7月よりタイ・バンコクに移住。ゆるゆるとブロガー/ビデオグラファー修行中。

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