先日、ぶらりとカメラを持って散歩するのにぴったりのエリアを見つけました。ラーン・ルアン通りとラーチャダムヌーン・ノーク通りに挟まれた「ナコンサワン通り」という道なのですが、ピンク色の古いショップハウスがずらっと並ぶレトロ可愛い通りなんです。
近くにBTSやMRTの駅もなく、周辺に目立った観光スポットやショッピングモールなどもない普通の街なのですが、写真好きにはたまらないレトロな風景がたくさん残っています。
ナコンサワン通りへのアクセス
ピンクの通り「ナコンサワン通り」はこちらの地図の交差点付近になります。53番のバスで「Thewakam Intersection」で降りると近いです。
フォトウォークにおすすめのルート
ナコンサワン通り
バンコクで100年以上の歴史があるという「ナンルーン市場」に向かう途中の通りが「ナコンサワン通り」です。額縁屋さんや食堂、お菓子屋さんなど地元の人向けの商店が並ぶ小さな通りです。
色褪せた淡いピンクの壁がレトロで可愛い通り。アーチ型の窓も特徴的です。
お店の軒先にはタイの伝統的な花輪「プアンマーライ」が飾られています。寺院にお供えしたり幸運を願って飾る習慣があり、無数のアレンジがあります。これはジャスミンとマリーゴールドのオーソドックスなタイプです。
タイの人が大好きな宝くじ。これは予想が書かれた物のようです。競馬新聞みたいなものなのかな?
Sala Chaloem Thani Old Theater
ナコンサワン通りから小さな路地を入り、ナンルーン市場に向かう途中には、ちょっと面白い建築物があります。
周囲はこんなグレーの衝立で覆われているので、ぱっと見ただの工事現場のように見えますが、こののぞき穴を見逃さないで!
中を覗いてみると、想像をはるかに超えるスケールの木造建築がおでまし。これは、以前この地域で運営されていたタイで一番古い映画館です。最初の上映は1918年で、さまざまなエンターテインメント活動の中心的存在だったそう。
現在は閉鎖され、タイ王室財産管理局によって保護されています。
ナンルーン市場
映画館の前の小道を進むと、活気のある市場が見えてきます。こちらは有名フードブロガーのMark Wiensさんもフェイバリットに挙げているカオゲーン(ぶっかけ飯)のお店。おばちゃんのやりとりが微笑ましいです。
こちらは1958年創業のコーヒー屋台。ネルドリップで淹れたコーヒーはホット20B、アイス25B〜。店主のおじさんのハニカミ笑顔が可愛いです。
お腹が空いたら、1944年創業の老舗バミー屋さんへ。ブルーの壁が目印です。
ローストダックのバミー(小40B、大50B)はお店のイチオシメニュー。スープの有無を選べます。女性は小で十分な大きさだと思います!
ナンルーン市場は他にもたくさんの屋台があります。朝8時から15時までの営業で、日曜日はお休みなのでご注意を。
ワット・ソーマナット・ラーチャウォラウィハーン
ナンルーン市場から歩いて5〜6分のところにあるこの寺院は、ラーマ4世の王妃に捧げられたものだそう。こちらの回廊は淡いピンク色で美しいです。
綺麗に手入れされたガーデンには植物がいっぱい。この近くには有名なワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)がありますが、この寺院も見応えがあるので一緒に回るのも良いかもしれません。
ピンクの木蓮の木陰には、可愛い猫が居眠りしていました。喧騒から離れて癒されたい人にはぴったりの寺院です。
王宮付近に宿泊される観光客の方なら、バスで行きやすいお散歩コースです。スクンビット周辺からは少し行きにくいですが、2番や511番のバスに乗って近くまで行けます。古い街並みやマーケットが好きな方は、ぜひ行ってみてくださいね!
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