10月1日、チャオプラヤー川沿いに開業したラグジュアリーホテル「Capella Bangkok(カペラ・バンコク)」。
2018年に行われた米朝首脳会談の舞台となったことでも知られる、シンガポールの「Capella Singapore」の系列で、今回がタイ初進出。つい先日、北海道・ニセコ進出(2025年開業予定)も発表された、いま注目のホテルブランドです。
今回、10月24日からスタートする「Citrus High Tea」のプレビューにお誘いいただき、アフタヌーンティーを体験してきました。早速、その内容とホテルの各施設についてレポートしていきます!
Capella Bangkok
300/2 Charoenkrung Road, Yannawa, Sathorn, Bangkok 10120 Thailand
+66 2 098 3888
https://www.capellahotels.com/en/capella-bangkok
Architecture
ホテル全体の設計はハミルトンズ・インターナショナルのアンディ・ミラー&リチャード・スコット・ウィルソン、インテリアデザインは世界的なテイストメーカーのBAMOと、アイコンサイアムを手がけたPIA Interiorが担当しています。
客室は、7つのヴィラを含む全101室。全室リバービューのためどの部屋からでもチャオプラヤー川の絶景を楽しむことができます。
現在、タイ在住者を対象としたステイケーションプランも提供されており、予約した部屋のタイプに応じて1泊8,800B〜132,800Bのクレジットが受け取れるそうです。
Citrus High Tea 1,500B++ per person
そして「カペラ・バンコク」のアフタヌーンティー最大のポイントは、あのミシュラン二つ星「ベージュ アラン・デュカス 東京」でシェフパティシエを務めていた、シルヴァン・コンスタン氏の手によるものだということ!
日本人の味覚も知り尽くしたシルヴァンさんが、和の食材やエッセンスも取り入れながら新感覚のアフタヌーンティー体験を完成させています。
- セット内容:セイボリー/スコーン/デザートトロリー/プレミアムティー&ハーブトロリー
- 価格:THB 1,500++(1名分)※シャンパン付のTHB 2,500++もあります。
- 会場:1階「Tea Lounge」
- 時間:毎日14:00〜18:00
- 予約方法:電話 +662 098 3888 or メール tealounge.bangkok@capellahotels.com
アフタヌーンティーは、エントランスを入ってすぐのティーラウンジで開催されています。
チャオプラヤー川を遠景に、睡蓮の咲く池を囲むように作られたこのティーラウンジ。全44席で、ゆったりと席の間隔が取られているため、プライベートがしっかり保たれているのも嬉しいところ。
Tea & Herb Trolley
「カペラ・バンコク」のアフタヌーンティーの唯一無二な点は、このティー&ハーブトロリー! アユタヤ王朝時代からタイの交易の中心だったチャオプラヤー川にちなみ、アジアとヨーロッパを往来していた「お茶」の文化を再発見する試みが行われています。
タイ北部や中国南部で手摘みされたプレミアムクオリティの茶葉と、タイのフレッシュハーブや柑橘類を組み合わせたブレンドティーを楽しむことができます。
茶葉とハーブの組み合わせは無限大!ワクワクする演出にこれから始まるアフタヌーンティーへの期待が高まります。
Savoury
セイボリーはウニと白トリュフのロワイヤル、ウナギと蕎麦のフィンガーサンドイッチ、フォアグラパールの3種類。
見た目や手法はフレンチですが、柚子のソースや梅干しのジャム、蕎麦のチュイルなど和の食材をふんだんに取り入れた大人のセイボリー。
パンチの強い食材と濃厚なテクスチャーで、これはお茶というよりお酒にすごく合うなぁと思います。
Warm Candied Orange and Plain Scones
今回は「シトラス」がテーマのアフタヌーンティーということで、スコーンもプレーンとオレンジピールの柑橘系でまとめられています。コンディメントは自家製のポメロ&スパイスジャム、レモンジンジャーマーマレード、クロテッドクリームの3種類。
この自家製ジャムが果肉感たっぷりでみずみずしく、とても美味しかったです。
Citrus Dessert Trolley
そして、フィナーレはデザートトロリー! 世界トップレベルのペストリーシェフ、シルヴァン氏による珠玉のケーキが7種類。
フランス伝統菓子のオールスターといったラインナップですが、すべてに柑橘のエッセンスが加わり、南国タイにぴったりのさわやかさ。もともと柑橘系が大好きなので、私はとても楽しめました。
しっかり大きさもあるので、こんなに食べられるかな…と思ったのですが、どのケーキもムースやクリーム主体で軽めに作られているので、この機会にいろいろと試せるのが嬉しいところ。
とはいえ、全体を通してかなりお腹いっぱいになるので、こちらのアフタヌーンティー前の食事はごく軽めにしておくのがベターです。
このほか、「カペラ・バンコク」にはアール・デコ&シノワズリーデザインがゴージャスなバー「Stella」(写真)や、2019年の「世界のベストレストラン50」で首位に輝いたフランス「Milazur」のマウロ・コラグレコ氏を迎えたレストラン「Côte」も入っているのが見逃せません!
宿泊客でなくてもさまざまなシーンで利用できそうな「カペラ・バンコク」。これからのホリデーシーズンを過ごす候補のひとつとして、ぜひチェックしてみてください。
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