Menu
TRAVEL

クリムト、ミュシャらの名画をデジタルアートに!「Something Nouveau」展@リバーシティ・バンコク

チャオプラヤー川のディナークルーズの発着点となっているショッピングモール「リバーシティ・バンコク(RIVER CITY BANGKOK)」。先日初めて訪れたのですが、アート好きには見どころの多い素敵な施設だったので、現在開催中の展覧会レポートと共に紹介したいと思います!

RIVER CITY BANGKOKへのアクセス

RIVER CITY BANGKOK
23 Charoen Krung 24, Talard Noi,Sampantawong, Bangkok 10100
営業時間:10:00〜22:00
https://rivercitybangkok.com/

RIVER CITY BANGKOKの特徴

タイの大手企業イタルタイ・グループのCEOが1980年代にヨーロッパを旅し、パリの骨董マーケットに感銘を受けたことから着想を得て、1985年にオープンした「リバーシティ・バンコク」。

開業当時から現在まで隔月でアートオークションを開催するほか、アートスペース、ギャラリー、骨董品店が多数入居するバンコクでも屈指のアート専門ショッピングモールです。

2階はモダンアート専用のフロアになっていて、メインの展示室「RCB Galleria」の他、フォトグラファー専用のギャラリー、VRスタジオなどを備えています。

今回は、「RCB Galleria」で4月16日まで開催中のデジタルアート展「Something Nouveau」を観てきました。

今回の展覧会で取り上げられている作家は、グスタフ・クリムト(1862-1918)、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、オーブリー・ビアズリー(1872-98)のアール・ヌーヴォーを代表する3名の作家たち。

会場を入ると、それぞれの作家のバイオグラフィーと代表作品の解説パネルがあります。

会場内の香りの演出はアロマブランド「THANN」が担当。素敵な演出ですね。

メインの展示室は黒いカーテンで仕切られており、中に入ると360度スクリーンで名画が投影されています。こちらはクリムトの代表作《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》。普通はこの大きさで作品を観る機会がないですが、デジタルアートなので細かいディテールまでよくわかります。

この展覧会では原画は観られないのですが、MODA(Museum of Digital Art)が手がけた映像が素晴らしく、まるで作品の世界の中に迷い込んでしまったかのような不思議な没入感があります。

クリムト、ミュシャ、ビアズリーの作家ごとに10分ほどの映像が制作されており、作品の世界観に合わせた音楽のチョイスも素晴らしいです。

会場のQRコードを読み込むとプレイリストをダウンロードできるのですが、ビアズリーの映像にはドイツの前衛音楽家ハウシュカ、クリムトには2 CELLOSが使われていて、とてもセンスが良いなぁと唸りました…!

3Dメガネをかけて鑑賞する部屋もあります。こちらは静止画だと全く伝わらないので、公式Youtubeの映像をご覧ください!

チケットの価格は、大人350B、4歳以上の子供、学生、60歳以上の高齢者:250B(高齢者はカードの提示要)です。 こちらの「RCB Gallery Shop」で当日券の購入が可能です。

Something Nouveau
会期:2020年1月15日〜4月16日
時間:10:00-20:00
場所:RCB Gallery リバーシティ・バンコク2F

リバーシティには、その他センスの良いお土産が買えるショップがいくつかあるので、追って別の記事で紹介します。リバーシティ発着のディナークルーズに参加する場合は、少し余裕を持って来るとアート鑑賞も楽しめておすすめです!

About Author

東京で20年間、女性誌やWEBメディアの編集者をしていました。2019年7月よりタイ・バンコクに移住。ゆるゆるとブロガー/ビデオグラファー修行中。

No Comments

    Leave a Reply

    CAPTCHA