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バンコク観光の定番!「ジム・トンプソンの家」見どころ&カフェをレポート!

乾季になって観光がしやすい季節になりました。これから初めてバンコクを訪れる旅行者の人や、在住者の方のアテンドに役立つようなネタを書いてみようと思い、今回は定番スポット「ジム・トンプソンの家」をじっくり紹介してみたいと思います!

タイを代表するブランドといえば、タイシルクの代名詞とも言える高級ブランドジム・トンプソン」の名を挙げる人も多いのではないでしょうか。

エレガントで華やかなオリエンタルプリントのシルク製品のほか、インテリア用のテキスタイルや家具のデザインや、レストラン、農場の経営など多岐にわたる事業を展開しています。

ジム・トンプソンの家」は、ブランドの創設者であるジム・トンプソンが1967年にマレーシアで謎の失踪を遂げるまで暮らしていた自宅。現在博物館になっており、彼がタイや周辺諸国から買い集めた貴重な古美術のコレクションが展示されています。

広い敷地内には博物館のほかにレストラン、ショップ、カフェが併設されていて、バンコク観光で外せない人気スポットの一つです。

「ジム・トンプソンの家」へのアクセス

BTSナショナルスタジアム駅の1番出口を降りて徒歩5〜6分です。Kasem San 2 Alleyを一番奥まで進むと左手にあります。

ジム・トンプソンの家 Jim Thompson House Museum
6 Soi Kasemsan 2, Rama 1 Road. Bangkok 10330
営業時間:9:00〜18:00
入館料:大人200B、22才未満100B(要ID)、保護者同伴の10才未満の子供は無料
毎日タイ語、英語、フランス語、中国語、日本語のガイドツアーを実施。毎週火曜日の午前中は日本人ボランティアによるガイド有。
http://www.jimthompsonhouse.com

「ジム・トンプソンの家」の見どころ

ジム・トンプソンは1906年生まれのアメリカ人で、戦前は建築家として働いていました。大戦中にアメリカ軍の情報将校としてバンコクに派遣され、その後タイに永住。バンコクの織物職人コミュニティとの出会いによってタイシルクに魅せられ、1950年に自身のブランドをスタートしました。

サンセープ運河沿いには織物職人が住んでおり、トンプソンは作った製品をすぐにチェックできるよう、船着場の近くに仕事場兼自宅を新築することにしました。この家は1959年に完成後、一般に公開されたそうです。

タイの古い建築様式を取り入れて作られたチーク材の家が6棟集まっており、一部はアユタヤから川を下って運ばれたものなのだそう。

内部にはキッチンやリビング、寝室、客間などがあり、約300年前のベンジャロン焼きやライナムトン(金彩)焼き、400年前の仏画、「ジム・トンプソン」の創業時に使用されていた木版などお宝コレクションが多数展示されています。

とても美しいのですが貴重なコレクションが多いため撮影禁止です。受付を済ませたら携帯電話以外の手荷物は全てロッカーに預けて靴を脱ぎ、約30分間のガイドツアーに参加します。

客人を迎える玄関には、アユタヤ朝やクメールの貴重な仏像が飾られています。市松模様がモダンな大理石の床は、イタリアとベルギーから取り寄せたものなのだとか。タイの文化と西洋の文化を融合させるトンプソンの美意識が感じられます。

家の内部は撮影禁止ですが、ガーデンや通路は自由に撮影することができます。バンコクのど真ん中とは思えない、リゾート感たっぷりのガーデンに癒されます。

「ジム・トンプソンの家」のレストラン、カフェ

敷地内には、ランチやお茶を楽しめる飲食スペースもあります。レストラン「JIM THOMPSON A THAI RESTAURANT」と、反対側のショップの2階にカフェがあります。

レストランは運河沿いに建てられていて、素敵なインテリアの高級タイ料理です。ランチコースは1,200B、ディナーコースは1,500Bですが、アラカルトは単品200Bくらいからいろいろなメニューがありました。

今回はおひとりさまランチだったので、よりカジュアルなカフェの方に入ってみました。階段を上り2階へ進むと、眺めの良いテラス席とクーラーの効いた室内の席があります。

カオパット・ゲーン・ペット 150B

タイ式お弁当箱”ピントー”に詰められたレッドカレーのチャーハン。外国人観光客が多いためか、辛味はマイルドでとても食べやすく美味しかったです。

カオニャオ・マムアン 150B

定番スイーツのカオニャオマムアンもあります。バタフライピーとパンダンリーフでカラフルに色付けされたカオニャオ(もち米)がとても綺麗です。

観光、グルメ、お土産探しが全て同じ敷地内で楽しめて、タイらしい情緒たっぷりの「ジム・トンプソンの家」。タイトな旅行日程の観光客の方には特におすすめです。
BTSナショナルスタジアムには他にも「BACC」「YELO House」などのアートスポットがあるので一緒に回ってみてください!

【インスタで読むバンコクおさんぽマガジンDii Bangkok vol2掲載】

About Author

東京で20年間、女性誌やWEBメディアの編集者をしていました。2019年7月よりタイ・バンコクに移住。ゆるゆるとブロガー/ビデオグラファー修行中。

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